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災害情報クラウド

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2011年3月に起きた東日本大震災では,通信インフラの被災により,固定通信網・携帯電話網ともに長時間かつ広範囲で利用できなくなり,その結果,安否情報・避難情報・行政情報など様々な重要性の高い情報を被災者・救助者が円滑に収集・配信することができなかった事例が多数報告されています.このような背景を下に,既存の通信インフラのサポートなしでも情報通信を実現可能な技術として遅延耐性ネットワーク(DTN: Delay Tolerant Network)への期待が高まっています.当研究室では特に,DTN技術,クラウド・コンピューティング,ウェアラブルデバイスを組み合わせることで,大規模災害発生時においても,被災者を安全な経路・避難所へとストレスを感じさせることなく導くことのできる避難誘導システムの実現を目指して研究を行っています.

制御可能なP2Pファイル・ストリーミング配信

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大規模なファイルやストリーミング配信では,配信サーバのアップロード回線容量がユーザ数の増加に対して枯渇する傾向があります.この問題に対しては,配信システムに参加中の端末(ピア)のアップロードを利用したPeer-to-Peer (P2P)技術が有効です.特に近年では,クラウドコンピューティングの普及に伴いあらゆるデータがネットワーク上に置かれるとともに,4K, 8Kといった高精細動画の配信にも期待が寄せられています.このような背景を下に,P2P型配信技術の重要性はますます高まることが予想されますが,一方で,P2P技術に関しては一般に全体の制御が困難であると認識されています.本研究では,配信サーバの戦略的なデータ配送方式とtit-for-tat戦略に基づくピア間の適切なファイル交換技術を組み合わせることで,制御可能なP2Pファイル・ストリーミング配信の実現に向けて研究を行っています.